各社「ペイ」アプリが激しい還元合戦を行ったのも今や昔。「ペイ」アプリはまさかの改悪合戦(au PAYは2022.12.1~、d払いは2022.12.10~)になっています。
そんな中、結局私が使うのは、大手通信キャリア系の以下のキャッシュレス決済に落ち着きました。
- メイン…「残高の使い道」「高還元」を兼ね備えた「au PAY」
- サブ…「期間限定楽天ポイント」が消化できる「楽天ペイ」
この記事では、大手通信キャリア系の「ペイ」アプリを色々使用しました結果、「au PAY」「楽天ペイ」に落ち着いたワケを解説します。
各スマホ決済サービスの「還元」「クレカ連携」比較
大手通信キャリア系のスマホ決済サービスについて「還元」「クレカ連携」状況を比較してみました。
2022年12月以降は、合計1.5%還元が受けられる「楽天ペイ(楽天キャッシュ)」および「au PAYを他社クレカでチャージ」がオトクそうです。
ポイントをまとめる点で言うと、楽天ペイが一番わかりやすいでしょう。改悪続きだった楽天経済圏ですが、他社が改悪したおかげで何故か優位性すら出てきた状況です。
次に、各キャッシュレスサービスを、私目線でレビューします。
かつては大盤振る舞いも、今は地味な「PayPay」
- ⭕️ 使える店が多い、特に小規模の店舗でも使えることが多い
- ⭕️ 他の「ペイ」アプリと比較して、動作がサクサク
- ❌ 「オトクなペイ」かと言われると、疑問
「最大20%還元」を打ち出し、QRコード決済を一躍有名にしたのが「PayPay」です。
使える店が多く、動作もサクサクなので、日常で「使える」キャッシュレスサービスです。
一方で、得られる還元率は高くても0.5%で、「オトクなペイ」とは言えない状況です。
後払いでも還元率が「高かった」「d払い」
「d払い」は、2022/12/10以降、積極的に利用する理由があまりなくなってしまいました。
天下のNTT docomoが提供するのが「d払い」です。
d払いはそれなりに使える店舗が多く、かつ「クレジットカード紐付けの後払いでも、1.5%還元が受けられる」という、ソツがないサービスでした。
しかし、2022/12/10以降、クレジットカード(dカードを含む)紐付けの後払いでは1.0%還元しか受けられなくなってしまいます。コレなら、直接クレカで支払いますよね。
「楽天ポイント」の出口に。「楽天ペイ」
- ⭕️ 「期間限定楽天ポイント」を支払いで使える
- ⭕️ 楽天キャッシュへのチャージと支払いで、合計1.5%還元
- ❌ お得に使うには、楽天カードとの組み合わせが必須
楽天ユーザーにとっておなじみ、楽天ポイントの「出口」に使えるのが「楽天ペイ」です。
「期間限定楽天ポイント」を支払いで使えるので、普段利用するお店を楽天経済圏に組み込める、のが楽天ペイのメリットです。
ただ、お得に使うには「楽天カード」との連携が必須で、楽天経済圏に片足くらいは突っ込まないとお得さは実感できないです。
とにかく使い道が豊富な「au PAY」
- ⭕️ 「クレジットカード」で「残高チャージ」できる
- ⭕️ 「残高」は、「QRコード決済」「プリペイドカード決済」で共用できる
- ❌ アプリの動作が「もっさり」している
- ❌ なぜか自社クレカ(au PAYカード)でチャージしても還元なし (2022.12.1~)
私がメインで利用しているのが「au PAY」です。
au PAYは「クレカで残高チャージ」「決済で利用」でポイントを2重どりできます。
さらにはチャージした残高を「QRコード決済」と「マスターカードプリペイド決済」で共用できる、というメリットもあります。
まさに「オトクさと利便性を兼ね備えたキャッシュレス決済」です。
ただ、「クレジットカードの利用残高を確認」「銀行と連携」など機能がモリモリになった結果、動作がモッサリアプリなのが残念です。
また、なぜか自社クレカ「au PAYカード」での還元が廃止されるなど、自社サービスで囲い込みたいのか何なのかよくわからない一面も。
とはいえ、個人的にはまだまだ、魅力No.1のキャッシュレス決済サービスだと思っています。
まとめ : アプリの特徴を活かしてお得に
今回は私が「au PAY」「楽天ペイ」に落ち着いたワケを、他の大手キャリア系キャッシュレス決済と比較しながら解説しました。
とはいえ、このキャッシュレス決済業界も「改訂」「改悪」が引き続き起こりそうな気配がプンプンしています。
「情報の追いかけすぎ」には注意しつつも、「お得なペイ」を使って賢いお金の使い方をしていきたいものです。