思い入れのあるAndroidスマートフォンのお話しです。今回はASUS「Zenfone GO」を振り返ります。
購入のきっかけ
「スマホが欲しい」「おばあちゃん仲間とLINEで連絡がとりたい」と言い出した我が家のおばあちゃん。
今時は「おばあちゃん同士」のコミュニティであっても、スマホで孫の写真を見せあったりする、というのは普通になっているんですね。
最初は安いしHuaweiの端末でもいいかな、と思ったんです。
ところが2016年の当時ですら「Huaweiは何かとリスクをはらんでいる」と報道されていました。
微妙にニュースを聞きかじっているおばあちゃんに、ホイとHuaweiの端末を買ってあげるのもちょっと、と思っていました。
それならASUSのZenfoneがいいだろう、ということになったんですが、おばあちゃんにとっては「ASUS ?」なわけです。
そこで、まずはASUSのノートPCをおばあちゃんの家へ導入します。そこでASUSのロゴを見慣れたところで、Zenfoneをプレゼントすることにしました。
不思議なもので、ロゴも見慣れてしまえば、抵抗感がなくなるんですね。ガジェット好きにはお馴染みのASUSですが、おばあちゃん世代に馴染んでもらうには、一手間かけて良かったです。
実際にZenfone GOを導入してみて
今となっては相当貧弱なスペックである「Zenfone GO」ですが、2016年当時LINEをちょっとやる程度なら十分な端末性能でした。
また、5.5インチと(当時としては)比較的大画面で、老眼の進んできたおばあちゃんでも見やすい印象でした。
カメラについては、お世辞にも高画質とは言えませんでしたが、簡単な記録などには十分。おばあちゃんはバスの時刻表を撮影して活用していました。
バッテリーも、LINEとブラウジングとゲームをするくらいならば、十分快適に使える容量でした。
コスパは非常に良い端末と言えますが、長いこと使っていると大きなデメリットが出てきました。
Androidのバージョンアップが「5.1まで」の対応
正直、おばあちゃんの使用用途ならば結構な長期間使用可能なスペックだった「Zenfone GO」。
ところが長いこと使っていると、OSのバージョンアップが「5.1」までしかサポートされない、という致命的に近いデメリットが出てきました。
OSのバージョンアップなんて、放っておけばイイじゃないか、というとそうでもありません。
OSのバージョンアップに非対応、ということは、端末を使用しているうちに使えないアプリが出てきます。これが非常に痛いですね。
iOSは比較的古い端末でもOSアップグレードに対応してくれますが、安価なAndroid端末はOSアップグレードに関して非常にシビアです。
そんな理由から、端末としては十分使えたにもかかわらず、2019年にZenfone GOから別の端末へ移行しました。
まとめ:Androidの良さ悪さを実感した一台
私はスマートフォンに関してiPhoneばかり使用してきたので、Android端末のことは正直あまりよく理解していませんでした。
Zenfone GOを利用することになって、「ASUSのAndroid端末のコスパの高さ」と「Android端末のOSバージョンアップ切り捨て」というメリット・デメリットを実感しました。
私自身が利用する端末はそれでもiPhoneかなと思いつつ、Androidもなかなかイイぞ、と思わせてくれた一台と言えますね。
最近のASUSの端末は、カメラが動くなど、おもしろ方向へ舵を切っているようです。興味のある方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。